2018/07/15 改訂版 「『あなたの悩み、分かるわ』詐欺に気を付けろ」「周りの人をカウンセラーにしない」「人生なんて相談しても仕方がないことが多い」

映画『ナインハーフ』恋と性の9週間半(サントラ試聴可)ミッキー・ローク &キム・ベイジンガー

映画『ナインハーフ』恋と性の9週間半(サントラ試聴可)ミッキー・ローク &キム・ベイジンガー
恋人たちの9週間半を描いた『ナインハーフ』は80年代を代表する恋愛映画。公開当時は目隠し+氷責めや自慰などエロティックな演出が話題となったが、心と体は成熟しても、愛し方を知らない大人の男女の葛藤を描いたドラマで、デュラン・デュランやユーリズミクス、ジョー・コッカーらによるサウンドトラックも素晴らしい。YouTubeやSpotifyによる曲の紹介&視聴あり。

大人の恋とナインハーフ

『ナインハーフ』といえば、大人の恋と官能を描いたレジェンドのような作品だが(全盛期のミッキー・ローク&キム・ベイジンガーの魅力を堪能できる点でも)、そもそも大人の恋とはどういう恋をいうのだろうか。

巷にあふれる大人の恋愛論は、10代~20代の女性でも弁えているような内容が大半だ。

「自分の時間を大事にする」とか「精神的に自立する」とか「思いやりが大切」とか。

こんな恋愛論を真に受けて、いい女ぶってたら、男性も疲れるし、本音も伝わらない。

適齢期の男女の恋愛が難しいのは当たり前で、真面目に考えれば考えるほど結婚がプレッシャーになるのが普通だろう。

そもそも、庶出の一般女性で、適齢期になっても、結婚の『け』の字も意識せず、ぷらぷら異性と遊べる方がどうかしている。徹底して結婚も出産もしない主義ならいいけども、人並みに結婚に憧れ、家庭も持ちたいと願うなら、おおいに意識すべきだし、それは男性についても言えること。30代になっても「は? 結婚? 何それ?」みたいな価値観の男性と付き合うこと自体が間違いで、本当に幸せに結ばれたければ、お互い心理的なプレッシャーになっても、真面目に結婚を考える男性と交際すべきなんだ。

ところが、女性は『結婚願望丸出し』と思われたくない。

映画みたいに、スマートにゴールを決めたいと思ってる。

「結婚に何の興味もない」「自分の仕事や趣味に夢中で」「30過ぎてもワタシ輝いてます」を必死にアピールし、それが大人の女の魅力だと勘違いする。

だが、男性の目から見れば、そんな女性は願い下げ。

「そんなに自分が好きなら、勝手にすれば」

最後にはそう言い捨てられるだろう。

それよりは、正直な方がうんと好かれる。

「あなたがいないと、死んじゃう!」ぐらいの気持ちでぶつかった方が、巌のような男性の心もぐらりとくるものだ。

全力で自分を欲しない女性を、誰が人生の伴侶に選ぶだろう?

まして好きな気持ちより、自分の見栄や体裁を重視する女性と、一緒に居て楽しいか?

そういう意味で、上記のような戦略は間違いだし、本当に好きなら正直に気持ちをぶつけた方がいい。

ただ、それにはコツがあって、柳の下の幽霊みたいに、「いつ結婚してくれるの」「責任とってよ」「私のことは遊びなの」等々、ねちねち絡まないこと。

一度、ぶつかったら、その後はさっと引く。

そして、覚悟を決める。

いつまでに返事が無ければ、次に行く、という覚悟だ。

若い時代など、あっという間に過ぎ去る。

まともに将来を考えない相手と、いつまでもダラダラ付き合う余裕など、大人の女性には無いのだ。

映画『ナインハーフ』も火花のように始まって、快楽を貪るが、やがて女性の方が不安になって、恋は終わりを迎える。

何を考えているか分からない、ただ身体を求めるだけの男性に、いつまでも恋慕の情を持ち続けるほど女性はドライになれないからだ。

でも、それでいい。

何の為、誰の為に、クールな大人の女性を演じる必要があるのだろうか。

愚かな女であれば、男性に身も心も蔑まれても、「私は大人の女だから、あなたを責めたりしない。あなたが誰と遊ぼうが、快楽に耽ろうが、私は気にしないから」と背伸びするだろう。

だが、自分に正直な女――本物の大人の女性は、相手にも自分にもそれを許さない。

何故なら「自分を大切にする」ということは、ポーズを貫くことではなく、自分の悲しみや淋しさに嘘をつかないことだからだ。

たとえ、みじめな思いをしようと、恋の終わりを迎えようと、大人の女性は自分の恋に責任を取ることができる。

恋に責任を取るということは、どんな結果も自分で引き受けるということだ。

これほど重く、難しいことを、お洒落に済まそうなど思わない方がいい。

大人になるほど四苦八苦するのが当たり前、だからこそ、それを乗り越えた女は誰よりも強く美しいのだ。

恋と性の9週間半(2010年のレビュー)

恋人達の『ナインハーフ=9と1/2週間』を描いた、大ヒット恋愛映画。

この映画も公開された1986年当時は一大センセーションでした。
恋人を奴隷のように扱う謎の男とそんな男に溺れていく女、ギリギリに際どい性描写、人気絶頂だったデュラン・デュランの音楽に、ミッキー・ロークの色男ぶりが相成って、特に女性ファンから圧倒的な支持を得たものです。

物語は、画廊に勤める真面目な主人公のリズと、偶然出会った謎の男ジョンがたちまち恋に落ち、ジョンの官能的な手管によって、リズは性愛に目覚めていきます。
しかし、ジョンは非常に優しい一方、詮索されることを嫌い、リズのことも所有物のように扱うようになります。
その愛の形に疑問を感じたリズが、最後にはジョンの元から去っていく――という切ない物語なのですが、際どい性描写が多いので、エロ系映画と勘違いされることもしばしばです。

私がこの映画を見たのは10代の終わりでしたが、やはりSMを連想させる官能的なシーンは非常にショッキングだったし、恋人に犬の真似をさせたり、身元を詮索しようとすると暴力を振るったり、最後はレズビアンの性行為まで強要しながら、「これが僕の愛の形なんだ」と言い切る男の傲慢に唖然としたものでした。

が、一方で、心と身体は成熟しながら、愛し方を知らない男女の哀れさも感じられて、考えさせられることも多いです。

この映画が公開された時、若いカップルの間では、目隠しをしたり、氷を使ったり、身体にハチミツを塗りつけたり、ビルの屋上でやったり……というようなことが一時期流行したらしいですが、まあ実際はどうなんでしょうねえ。

こちらがダイジェスト版です。BGMは本作とは無関係です。
この頃のミッキー・ロークも大変な人気でした。恋人にしたいNo.1だったのではないかな。
恋人と喧嘩して、マンションのドアを閉められた時、ドアの隙間からそっと一輪の花を差し出すなんて、彼にしか出来ないですよね。
女性が一度は夢見るような、ロマンチックな恋の情景がたくさん描かれている映画です。

これが有名な氷のシーン。公開中は幾多のカップルが真似たそうな(笑)
エイドリアン・ライン監督は光の使い方がとても上手なのだけど、このシーンも淡いライトに照らし出されるベイジンガーのシルエットが素晴らしく綺麗。
見ているだけでゾクゾクするエロティックな場面です。


これもカップルの間で流行ったねー。(という噂)
女のコが目を閉じて、彼氏に食べさせてもらうの。最後はハチミツ付け・・。
でもベイジンガーが本当に楽しそうで、可愛い。
BGMの曲が好きだった。


こちらは、主人公のリズが、画廊の絵をチェックしながら彼との行為を思い出し、エロチックな気分を高ぶらせて自慰に耽る……という非常にセンセーショナルな場面です。
でも、私は、「すごく綺麗だなぁ」と感じ入ってました。
女優のキム・ベイジンガーが知的な美しさを持った人だからかもしれません。
バックに流れるユーリズミクスの音楽も非常に官能的で大好きです。(イラストも良いですね)

18禁の映像ですけど、「見るな」と言っても見るでしょう。私も最初に見たのは18歳の時ですしね。
まあ、若い人も見てみたらいいですよ。興味本位ではなく、演出の美しさを感じてね。
曲はユーリズミクスの『This City Never Sleeps』。


こちらは、恋の一番楽しく、素敵な時期が描かれている名場面。
彼氏に髪をとかしてもらったり、エロティックな下着をプレゼントされたり、時計台の上でエッチしたり……
この恋に破滅が待ち受けていることなど考えもせず、性愛に耽る二人の姿がよく描かれています。
BGMとして流れるデュラン・デュランの「Slave to Love(愛の奴隷)」も大変ヒットしました。


ちなみに、なぜ『ナインハーフ=9 1/2週間』かと言えば、恋の最初の分かれ目が大体3ヶ月だからです。
どんな惚れたはれたでくっついても、3ヶ月もすれば相手の正体が分かってきて、喧嘩になったりすれ違ったりするのがこの頃なんですよね。
恋の寿命が3ヶ月というのは外国でも事情は同じようです。

80年代の星 デュラン・デュランについて

ところで、デュラン・デュランを知っている人って、どれくらいるんだろう。
1980年代、女性ファンを中心に世界中でブレイクしたイギリス発イケ面バンドです。
ヴォーカルのジョン・テイラーも男前なら、バックの奏者も全員ハンサムで、彼らのプロマイドを持っている女子高生も多かったですね。
いい曲を歌っていたのに、どうして解散しちゃったのかな。

以下は私が好きだった曲です。

ぷら ぷらねっと ざ ぷら ぷら ぷらねっと
でぃす いず ぷらねっとあ~す

というサビの部分が好きでした。


サウンドトラックの動画とSpotify

ナインハーフ(続・死ぬまでにこれは観ろ!) [Blu-ray]
出演者  ミッキー・ローク, キム・ベイシンガー, マーガレット・ホイットン, ドワイト・ワイスト, カレン・ヤング
監督  エイドリアン・ライン
定価  ¥ 6,980
中古 8点 & 新品  ¥ 1,980 から
5つ星のうち 3.9 (54 件のカスタマーレビュー)

今見ても色褪せない、大人の恋と性を描いたロマンチックな作品。
ハッピーエンドではないので、感動や爽快感はありませんが、何かと心に残る映画です。
ミッキー・ロークが好きなら絶対にお薦め。

9 1/2 Weeks: Original Motion Picture Soundtrack
by (CD)
定価  ¥ 1,353
中古 30点 & 新品  ¥ 220 から
5つ星のうち 3.9  (3 件のカスタマーレビュー)

Spotifyでアルバムを視聴したい方はこちらからどうぞ。

ナインハーフは音楽も名曲ぞろいです。

ジョー・コッカーの『You Can Leave Your Hat On』に併せて、キム・ベイジンガーが一枚ずつ脱いでいく場面に目が釘付けになった人も少なくないのでは。

ああ、大人になったら、こんな素敵な恋ができるんだ~~、と、憧れの目で見ていましたが、そんな日は永遠に来ませんでした(^◇^)

映画『ナインハーフ』は80年代の名曲リストでもあります。

まず最初にジョン・テイラーの『 I Do What I Do』 学生の頃は、この歌詞が「アドゥーワナドゥー」と聞こえた。

Lubaの『The Best is Yet to Come』は、映画のオープニングに流れる曲。何か素敵なことがありそうな伸びやかなヴォーカルが魅力。

ブライアン・フェリーの『Slave to Love』も流行りました。

ジョー・コッカーの『you Can Leave Your Hat On』にのって、キム・ベイジンガーが一枚ずつ脱いでいく場面のキュートなこと。
あんなん一般人が真似したらお笑いですが。

The Newbeatsの『Bread and Butter』は冷蔵庫の前で目隠しして、蜂蜜やジャムを身体に塗りたくってイチャつく場面で流れました。
いたずらっぽいメロディがいやらしさを感じさせない。
これも一般人が真似したら、ただのヘンタイです。

ユーリズミックスの『The City Never Sleeps』も名曲中の名曲。私はこれを歌っているのがユーリズミックスのあの方と長い間気付きませんでした。
現代画のスライドを見ながら、自慰に耽る場面が強烈にセクシー。
でも、キム・ベイジンガーが演じると、いやらしく感じないんですね。女性向けポルノみたいに上品で。

最終更新日: 2017年12月14日 初回公開日:2010.04.28

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