2018/07/15 改訂版 「『あなたの悩み、分かるわ』詐欺に気を付けろ」「周りの人をカウンセラーにしない」「人生なんて相談しても仕方がないことが多い」

親子関係

戦後日本の宿命と社会の不条理を描く 森村誠一『人間の証明』 / 野性の証明 森村誠一

八杉恭子に人間の心が残っているなら、必ず自白するはずだ。無残に刺殺された黒人ジョニー・ヘイワードと西条八十の麦わら帽子の詩の関連を追う中、棟居刑事は一夏を霧積で過ごした家族の存在を突き止める。戦争直後の混乱と貧困を背景に、人種差別や階級格差を描いた本作は、単なる推理劇にとどまらない重厚かつ社会的な人間ドラマである。

「親 死んでほしい」「親 殺したい」で検索する人が多いので 電子書籍版

河合隼雄の名著『家族関係を考える』とギリシャ悲劇『オイディプス』をベースに精神的な親殺しと子どもの自立について綴る電子書籍の案内。反抗期の子どもの内側で何が起きているのか、なぜ心の中で親殺しを達成しなければならないのか、「自立(親離れ)は罪ではない」という観点から、物理的・精神的に距離をおく意義を考察。子どもと親、二つの視点から克服の道を探ります。

きょうだいは平等に愛せるか 『北斗の拳』アサム王と三兄弟のエピソードより

親の目には平等でも、きょうだい間には歴然とした上下関係があるものです。 弟より兄、妹よりは姉の方が一日の長がありますし、周りにも重く見られたいのが人間の性分です。 そのように兄(姉)として頼られ、『格』を尊重されるからこそ、弟(妹)を慈しむことができるのです。

七田式と早期教育 / 城山三郎『素直な戦士たち』抜粋

『なぜ早期教育は嫌われるのか?』 先に、私の体験から申せば、理解力のある子供に「ちょっと早めの」教育をすること自体は、間違いではないと思います。 私も、小学生の頃、1年早い教材に親しんでいた経験があるのですけど(私の親に早期教育の意図はなく、ただ単に「姉だけに教材を買い与えたら、まりが文句を言う」と […]

『子供と大人の境界線はどこですか』 #『質問』の答え

それは親を一人の人間として赦せた時です。 『子供』の目には、親はどこまで行っても『親』でしかありません。 だけども、心が成長して、子供と大人の境界を越えると、親を一人の人間として理解し、受け止められるようになります。 ああ、この人も、弱さ、脆さをもった、一人の人間なんだな、と。

だるまどん(父)の優しさ 絵本『だるまちゃんとてんぐちゃん』

世に絵本は数あれど、孫の代、いや世の末まで読み継ぎたい名作中の名作といえば『ぐりとぐら』、そしてこの『だるまちゃんとてんぐちゃん』でありましょう。 ストーリーはごくごく単純。 だるまちゃんとてんぐちゃんが仲よく遊んでいたのはいいけれど、だるまちゃんは、てんぐちゃんの持ち物をことごとく羨み(まったく子 […]

スタンリー・キューブリックの『シャイニング』~父(夫)の暴力としての恐怖~

「シャイニング」とは、そうした人間の潜在的な恐怖──「もし、お父さん(夫)がこんな風にキレたら・・」「もし、自分が、妻子に対してこんな風にキレてしまったら・・」という、忌まわしい悪夢をあぶり出す作品であり、いつしか観客は亡霊の存在を忘れ、人間の秘める暴力性に恐れを感じるようになる。

本当の『鬼畜』は誰? 松本清張の描く「子捨て」と「子殺し」

愛人と生活費で揉めた宗吉は三人の子どもを押しつけられ、妻・お梅の怒りを買う。途方にくれた宗吉は子どもを捨てることを思い付く。緒形拳、岩下志麻、小川真由美の鬼気迫る演技が胸を打つ野村芳太郎監督の名作。我が子に手をかけた宗吉とお梅も人面獣心の鬼畜かもしれないが、幼い三人の子どもを置き去りにした愛人・菊代はどうなのか。松本清張の小説の抜粋も掲載。

毒親にさよなら! 娘の自立を励ます映画『塔の上のラプンツェル』

塔に閉じ込められたラプンツェルは、外に出ることも、外の世界を知ることも禁じられます。母ゴーテルは「お前のため」と言い聞かせ、ラプンツェルを支配しようとします。そこに盗賊のフリンがやって来て、ラプンツェルはついに外の世界に飛び出し舞うが、「支配する毒親」と「支配される子」の葛藤と自立を描いた良作。画像と動画を添えて解説します。